ある国際コンクール伴奏者の雑感(2006年執筆)
私は音大でコレペティシオーンという科を担当している為、しばしば弦楽器などのコンクールの伴奏を頼まれます。この仕事は短期間に色んなレパートリーをこなさないといけない、責任が重い、など大変なわりには、特別ギャラがいいわけでもなくて、美味い仕事とはいい難いのですが、反面、優秀な若...
ザクセン州最古のオルガン (2006年執筆)
私のヨーロッパ便り、初回の話題は、先日経験した古いオルガンについてです。 10月初めに、ライプチヒから東へ30km程離れたところにある田舎村、ポムセンの小さな教会で「ザクセン州に現存する一番古い演奏可能のオルガン」(1671年製)の修理完成記念ミサがあり、その後、2日間に渡...